恐らく、結果は火を見るより明らかですが…PSP上で動かすDSエミュレータ「DSonPSP」が実際に使えるかどうかの検証をしてみたいと思います。
どうやら検索をするとBETA 7が最新だと書かれている記事が多く、中にはBETA 8だとか10だとか色々と情報が錯綜しているようですが、現段階ではBETA 9が最新となります。
そもそも検証結果を憂いているのは理由がありまして、
PSPの性能では明らかにDSソフトを動かすことは不可能なんです。
PC上でDSエミュを動かすのがギリギリと言われているのが現状です、だからPSPくらいの低スペックではどう考えても無理なんですよこれが。
他所様のサイトではエミュの導入方法までしかざっくりと書かれていませんので、管理人が使い物になるのかどうか、ここできっちり白黒つけたいと思います。
早速BETA 9を試しにDLしてみます。
▼DSonPSP beta v0.9▼
https://ux.getuploader.com/.water7/download/44
DL後はいつものように解凍して、中から出てくる「DSONPSP」と言うフォルダをそのままメモステの「GAME」フォルダにコピーをして下さい。
では、なるべくUIがシンプルでタッチペンを使用しない(はずの)DSソフトで試してみます。
今回選んだ名作ソフトはこちら!
『スペースインベーダーDS』
言わずと知れたドットグラフィックによるアーケードゲームの元祖。これが動かせないと話にすらならないでしょう…。
ROMの吸い出しは3DS LLなどを利用して自己責任にて準備をして下さい。
吸い出しに成功すると.NDSと言うファイルが出来上がると思います。こちらがDSソフトのROMとなるわけです。因みにスペースインベーダーDSの容量で僅か16MBしかありませんでした。
ROMファイルは「DSONPSP」内の「NDSROM」と言うフォルダの中に格納します。こちらに置かないとソフトは読み込み出来ないので注意です。
それでは、XMBに戻りDSonPSPをいよいよ起動してみたいと思います。
起動直後にいきなり画面が真っ白に。
そして、画面がフェードアウトしたかと思えば相当スローにロゴが浮かび上がります。この時点で既にストレス上昇中。
どうやらDSの上下画面分割はPSPの左右画面へとなっているようです。それにしてもめちゃくちゃ重たい…。
ようやくメイン画面が立ち上がりました。これ真性マゾじゃないと堪えられないよ…。
ここまでの所要時間、およそ5~6分。
体感的に自機が1秒で進めるのは僅か3ドットほど。弾を打ってもラグが数秒後のコマ送り。これは想像以上に厳しい…。
断言して言いますが、PSP上でDSソフトを快適にプレイすることは今後も有り得ないと思われます。
寧ろゲームが無事に起動したことすら奇跡に近いと思います。考えてみればスペックが遥かに届いていないのにここまで動かせたことが正直すげぇってレベルです。
今でも海外のギークが10年以上を費やしてこのDSonPSPの開発を続けています。もしかすると、インベーダーぐらいならプレイ出来る未来があるかもしれないですね。
結論、DSソフトがしたいなら素直にニンテンドーDSの本体を買いましょう。の巻でした。
大半のDSソフトが起動すらしないでしょうが、画面が表示されるだけで感動を覚える方は是非DSonPSPを実際にDLして触ってみて下さい。
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