以前にチラッと話をしましたがゲームボーイ専用のダンパーを使ってソフトを吸い出す方法を紹介したいと思います。
基本的にダンパーと呼ばれるものでしたら使い方はどちらも同じになります。
管理人が扱うのは「Cart Flasher for GameBoy」と言う海外サイトで購入したものです。
こちらが背面です。コネクタはMicro-B、使用時にはランプが光ります。
3Dプリンタで制作したシェルで覆われている衝撃や埃に強い仕様です。
一般的なものは基板が剥き出しになっているタイプなので、これはなかなかいいと思います。機能性を重視するなら、GAMEBANKのダンパーがGB/GBC/GBAと対応でコスパ良いです。
GAMEBANK-web.comオリジナル「GBAダンパー」(GB/GBCも対応)/ ゲームボーイアドバンス Gameboy Advance DUMPER レトロゲーム 吸い出しツール [0544]
そして、吸い出してみるGBソフトはこちらにしてみます。
『ポケットモンスター ピカチュウ』
そう言えば初代ポケモンはバグが多くても有名でした。あの時代、ネットも無いのに皆どうやってバグを見付けて情報を共有していたのやら。
吸い出すには専用のソフトも必要になるので下記からDLして下さい。
▼GameBoy Cart Flasher▼
https://sourceforge.net/projects/gbcf/
セットアップの言語では日本語が選択出来ないので英語にしておくと良いと思います。
インストールが完了したら、次にGBソフトを差し込んでUSBでパソコンと繋いでおきます。接続を認識すると緑のランプが点灯します。
GameBoy Cart Flasherを起動します。
フラッシャーを起動するとメニュー画面が立ち上がります。
Cart Infoを押すと差し込んでいるGBソフトの詳細が出てきます。赤枠内にはGame titleでPOKEMON YELLOWと表示されていることも確認出来ます。
Cart Infoから下の項目は英語の意味のままなので分かるかと思います。GBソフトを吸い出す時はRead FLASH、セーブデータを吸い出す時はRead RAMを選択します。
ここで実際に吸い出す前にセッティング変更をしておかなくてはいけません。
ポケットモンスター ピカチュウは「ROM Size 1MB」と「RAM Size 32KB」と書かれていたので、赤枠内のSettingsで対応したサイズに変更しておきます。
FLASHを8192KB、RAMを32KBにそれぞれ変更してみました。大体のソフトがこの設定になると思われます。
準備が出来たらRead FLASHを押します。任意のファイル名を入力すると吸い出しが始まります。GBソフトのくせに吸い出しは結構時間が掛かります。
5分ちょっと経過してもまだ43%…長ぇ。
吸い出し中のCart Flasher for GameBoyはLEDライトが綺麗に光っています。
終了すると画面の右下にSuccess!と表示されます。試しに吸い出したばかりのポケモン黄をエミュレータで走らせてみます。
しゃがれた声をしたピカチュウの鳴き声と共に懐かしいあのBGMが!!!
これは時間を見付けてちょいちょいポケモンやりたいですね。ダンパーの使い方自体はとてもシンプルです。フラッシャーを使えばセーブデータのバックアップにも役立ちます。
ここはひとつ、一緒にマサラタウンから冒険に出てみないか??
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